ホーム > TOC情報ライブラリー > TOC-ICOの資格認定について
ゴールドラット博士は正確な手法教育を受けない人、受けたがらない人たちがTOCの普及に携わる事に危機感を抱いていました。パブリックドメインでありながら正確な手法を教育する。そんなジレンマを解決する目的で設立された新たな組織がTOC-ICO(International Certification Organization)なのです。TOC-ICOの目的はあくまで「パブリックドメインとしてのTOC」を正しく普及することであり、そのために世界規模のリファレンスバンク(事例バンク)を運営し、正しい技術をもった専門家をきちんと認定して行こうとしています。
認定分野は以下の5つに分かれており、認定に当たっては、知識試験、ICOボードメンバーによる面接が義務づけられています。私たち、日本TOC推進協議会はTOC-ICOと連携し、正しい理論の普及に努めて参ります。
認定分野(Application)
- Supply Chain Logistics(調達・物流)
- Project Management(CCPM)
- Thinking Process(思考プロセス)
- Finance and Measures(ファイナンス・評価)
- Business Strategy(戦略)
The TOC-ICO理事会は、このたび、企業組織の中でTOC を実践している個人が、TOCコンサルタントとしての資格認定を得られるようにするための新しい道を設定しました。
TOC-ICO は、これら企業内部のTOCのエキスパートの多数の方々が、所属企業の外でのTOCの導入、展開活動に参加する願望を持っておらず、また、その機会も少ないだろうということ理解しています。
しかし、このような人々は、TOC の導入、展開の成功事例が増えるにつれ、その数を増ており、他方、世界中、あらゆるところで、あまねく、優秀なTOCコンサルタントへの需要が増大しています。
TOC-ICO の意図は、TOCの専門家としての知識、技能レベルを評価するための、国際的に認められた標準と、評価のための方法、手順を用意することです。
したがって、TOC-ICO は、新しいコンサルタント資格認定の道の設定は、職業団体としてのTOC-ICOが取るべき、新たな展開のための必然的な次の一歩だと確信しています。
TOC-ICO認定プラクティショナー
コンサルタントとして業務活動を行っており、TOCに関するアプリケーションの継続的な改善に従事している個人を指す。TOC-ICO認定インプリメンター
一つ以上のTOCアプリケーションについて設計、および導入・展開を行ったと認定される個人。資格認定組織であり、教育サービスの提供者ではないTOC-ICOにとって、各地域の大学、ビジネススクールのような教育機関と提携し、各国にいながら認定試験を受けられるようにすることは重要です。
このような提携の最初のケースとして、世界を対象として、ゴールドラットスクールとの連携が実現しました。このゴールドラットスクールとの合意では、ゴールドラットスクールに入学するには、TOC-ICO の基礎・一般知識試験(TOC-ICO Fundamentals exam)に合格すること、また、ゴールドラットスクールのサプライチェーン・ロジスティックス・プログラムの修了時点で、TOC-ICO のサプライチェーン・ロジスティックスについての試験に合格することが認定の条件になります。
この合意に従い、ゴールドラットスクール、および、提携大学は、認定試験を行うとき、世界各地のTOC-ICO 認定を希望するすべての人々も、基礎・一般知識試験、ないしは、アプリケーション別の資格認定試験を受験できます。
このような教育サービス提供業務を行う契約を結ぶと、受験生に、TOC-ICO試験を安い受験料パッケージで提供できる資格が得られますが、興味のある機関は、ジム・コックス博士(jcox@terry.uga.edu)にご連絡下さい。
TOC-ICO は、特にTOCコミュニティおよび、TOC-ICOメンバーが活発である地域の教育機関からのご連絡を期待しています。
TOC-ICO の資格認定試験の受験料は、下記の通りです(2005年6月1日以降)。
資格認定試験の受験料 | |
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基礎・一般知識試験 | $100 (US) |
アプリケーション試験 | $200 (US) |
ケーススタディ審査 | $300 (US) |
特急資格認定オプション | $500 (US) |